
2024年4月29日、東京ドームホテルで初開催される「Lalaグランプリ&フェスティバル」。
ジャンル・年齢・スキルを問わず、誰もが自由に表現できるこのイベントは、どのようにして生まれたのか?そしてその背景にある想いとは?
今回のオンラインインタビューでは、主催の青葉さんに、たっぷりとお話を伺いました。
青葉ひかるさんインタビュー:ダンスの未来を「Lala」でつなぐ
ーまず、青葉さんご自身について簡単にご紹介いただけますか?
日本航空㈱を退社後、社会評論家として活動を始めました。長年にわたり、ラジオ日本の「青葉ひかるのガンバレ日本」や「青葉ひかるのちょっとひといき」のパーソナリティーを務め、さまざまな分野について発信してきました。
現在は、国際Lalaハートフライズ協会の会長として、「Lala」ダンスの普及に力を入れています。幼い頃からバレエを始め、学生時代はジャズダンスやエアロビクス、社会人になってからも様々なダンスに親しんできました。今でもバレエは続けています。
「ダンスが好き」という気持ちが強く、その中で「一人でも楽しめる自由なダンススタイル」を作りたいという思いが芽生えました。そして、「Lala」というダンスを提唱し、国際Lalaハートフライズ協会を設立しました。
Lalaグランプリ&フェスティバルについて

ー今回開催される「Lalaグランプリ&フェスティバル」は、どんなイベントですか?
2025年4月29日(祝)に東京ドームホテルで初開催されるイベントで、前半は「Lalaグランプリ」、後半は「Lalaフェスティバル」という構成です。
ジャンルや年齢を問わず、誰もが参加できるダンスイベントで、グランプリの審査基準は「感動を与えられるかどうか」。テクニックだけではなく、表現や衣装、選曲も含めて心を動かせるかを重視しています。
また今回は、審査員が1位(優勝)、2位、3位の受賞者を選び、賞金やトロフィーが贈られます。
Lalaグランプリ
ーどんなダンスジャンルの参加が可能ですか?
完全に自由です。ストリートダンス、フラダンス、伝統舞踊など、ジャンルを問わず、どなたでもエントリーできます。実際、今回のエントリーには、ストリートダンスやタンゴ、フラダンス風のスタイルなど、さまざまなジャンルのダンサーが集まっています。
ー審査員はどのような方々が務められるのでしょうか?
審査員は4名いて、そのうち1名がダンサーで、残りの3名は一般の方々にお願いしています。「感動できるかどうか」を評価してもらうことが重要だと考え、そのためあえて一般の方々にお願いしています。
Lalaフェスティバル
ーグランプリの後にはフェスティバルがあるとのことですが、こちらについても教えていただけますか?
はい、グランプリの後は「Lalaフェスティバル」として、誰でも一緒に踊れる時間を設けています。Lalaのインストラクターがステージに立ち、名曲やヒット曲に合わせてみんなで踊る参加型エクササイズを行います。初心者の方はラジオ体操のような気持ちで、プロの方は本気で、自由に楽しんでいただけます。
このイベントの一番の魅力は、なんといっても「みんなで一緒に楽しめること」。
「名曲に合わせてステップを踏みましょう」「音楽にのって自由に体を動かしましょう」これこそが、このフェスティバルのテーマそのものです。
国際Lalaハートフライズ協会とその役割
ー協会の設立背景について教えてください。
私は「Lala」というダンスを広めたいと考え、そのためにはインストラクターの育成が不可欠だと感じ、国際Lalaハートフライズ協会を立ち上げました。
コロナ禍で活動を続けられなくなった先生方もいらっしゃいましたが、今回のイベントをきっかけに、再び全国的にLalaを広げていきたいと思っています。
ーインストラクター育成についての具体的な取り組みについて教えてください。
ダンスが好きな方であれば、どなたでもインストラクターになれるよう、動画教材などを準備しています。また、都市部だけでなく、地方の方にもオンラインでサポートを行っています。
今までに数多くのインストラクターを育て、カルチャーセンターやジムとインストラクターをつなぐ支援を行っています。
青葉さんのダンスに対する想い
ーダンスとは、青葉さんにとってどんな存在ですか?
私にとってダンスは、世代や経験に関係なく、誰もが音楽と一緒に自由に楽しめるものです。
「Lala」はその想いを形にしたものであり、バレエでもヒップホップでもなく、自分らしく自由に踊れる、新しいスタイルです。
ー現在のダンス業界について、どう感じていますか?
現在、子どもたちは学校でヒップホップを学び、ストリートダンスが社会に根付いています。また、企業が大きな賞金を提供してイベントを開催するなど、ヒップホップやストリートダンスは注目を集めています。しかし、私はそれだけがダンスだとは思っていません。
日本には、盆踊りや民謡といった素晴らしい伝統的な踊りもあり、これらもダンスの一部として再評価されるべきだと考えています。「日本の文化や懐かしい音楽を取り入れたダンスが、Lalaのスタイルとして再び息を吹き返すことができる」と信じています。
私が目指すのは、こうした伝統的な踊りや文化を活かし、世代を越えて誰もが楽しめるダンススタイルを広めていくことです。
ー青葉さんが目指すダンスの未来についてお聞かせください。
日本には素晴らしい音楽がたくさんあります。そういった音楽に合わせて、気軽に皆さんが楽しめるダンスを広めていけたらと思っています。そして、より多くの人々に楽しんでもらえたら嬉しいです。
また、私が目指すのは、Lalaというダンスを全国、そして世代を越えて広めていくことです。東京だけでなく、名古屋や大阪、さらに全国へこのようなイベントを広げていきたいと思っています。
ーLalaの魅力についてはどうお考えですか?
Lalaの魅力は、どんなジャンルでも、どんな世代でも楽しめる点です。高齢者の方も、子どもたちも、音楽に合わせて体を動かして楽しめる。それこそがLalaの最大の魅力だと思っています。
ー最後に、読者の皆さんにメッセージをお願いします。
ダンスは決して難しいものではありません。体を動かして、音楽にのって、ただ「楽しい」と思える瞬間があれば、それで十分です。Lalaは、そんなダンスです。
ぜひ、あなたもこの楽しさを体験しに来てください!