人類は、どんなことに襲われようとも 動かしがたい人間性の気品をばねとして人々の幸福のため“どん底”を“希望”に変える!!
1994年に松山バレエ団総代表・清水哲太郎が新演出、振付いたしました新『白鳥の湖』は16世紀のドイツ帝国を舞台に公女オデットと皇太子ジークフリードが真の愛を貫ねこうとする姿勢によって、人々の心を動かし、王国の歴史を良き方向へと導いていく様をダイナミックに描けるように新たに演出した作品です。2011年、東日本大震災以来、「芸術は人々の幸せのためにある」という草創の理念に立ち返り、どんなに絶望的な状況でも決して屈せず、手を取り合って希望を紡ぎ出していく白鳥たちの凛と澄んだ魂の輝きを描きだせるよう工夫を重ね、石巻復興支援公演もおこなわせていただきました。今回の公演では舞踊歴70年をこえ、さらに表現を深める森下洋子を中心に様々な魅力あふれるアーティストがキラキラと輝きを発揮するスペシャルバージョンとしてお楽しみいただけます。命いつくしむ時代への祈りを込めて、希望に満ちた澄んだひと時をお届けいたします。