妖精たちに守られた王国で、皆の期待を受けて生まれたオーロラ姫。しかし、宴に呼ばれなかった悪の精カラボスの呪いを受け、姫と王国は長い眠りにつくことになってしまいます。100年後、姫の“洗礼の母”であるリラの精は、姫にふさわしい王子デジレと出会わせ、目覚めた王国は再び栄光を取り戻します。
東京バレエ団団長の斎藤友佳理さんによる新しいプロダクションでは、このバレエの本質である「古典主義の端正さ」を守りながら、時空を超えるファンタジーの普遍的な精神を深く掘り下げ、壮大な美術とともに圧倒的な美しさを実現しました。オーロラ姫やリラの精をはじめ、すべての演技が高い水準で行われ、古典バレエの最高峰として高く評価され、本作の真価が際立ちました。本公演ではゲストや新キャストも加わり、バレエファンが楽しめる感動的なステージが、皆様を魅力的なファンタジーの世界へと誘います。