バレエの美しさ、テクニック、引き込まれるストーリー。
すべてを融合したNBAバレエ団最高傑作!新国立劇場で待望の初上演!!
(2023年公演アンケートより)
とても楽しかったです!わかりやすい構成で老若男女が楽しめる内容でした。
バレエも、戦いシーンも、音楽も、照明や舞台美術も衣装も素晴らしく、夢のようでとても楽しかったです。
とても楽しく拝見しました。ラストでは涙がでました。
あらすじ
舞台は19世紀初頭ギリシャ。コンラッド率いる海賊たちの潜む島に、ハープの音色が響いていた。コンラッドが愛するメドーラの歌声はどこか悲しげに聞こえる。コンラッドは、オスマン軍に潜入させていたスパイからこの島への襲撃計画を聞き、仲間を率いて奇襲攻撃を仕掛けるため出発する。
一方のオスマン軍の駐留地であるコロンの港街では、勝利を確信し、前祝いが開かれていた。パシャ(高級軍人の称号)のザイードは、一番のお気に入りである奴隷のギュルナーレと踊っていた。そこへ僧侶に変装したコンラッドが近づき、ザイードの暗殺を試みる。しかしザイードはギュルナーレを盾にしたため、あと僅かのところでザイードを取り逃がしてしまう。この戦いの中救出されたギュルナーレは、修羅場をくぐり抜けてきた冷酷さと、燃えるような情熱を合わせ持っていたコンラッドの瞳に一瞬で心を奪われてしまう。しかし、彼には愛するメドーラがいることを知り、火のついてしまった自分の想いに苦悩するのであった。
夜が明け、海賊たちが救出した娘たちと共に盛り上がっていたのも束の間、オスマン軍の逆襲にあう。ザイードは海賊たちを縛り上げ、コンラッドを殺せば見逃してやると条件をつきつける。沈黙の中、ある1人の海賊が声をあげた。裏切ったのは、非情にもコンラッドが信頼するビルバントであった。苦しむコンラッドの元へ愛するメドーラが駆け寄ると、ザイードはその美しさに目を奪われて彼女を連れて去ってしまう。やがて生死の境から目を覚ましたコンラッドは、ギュルナーレの懇願を振り切りメドーラの救出へ向かうのであった。